魔王 DVD

最終話

領(大野智)の復讐劇が、ついに終幕を迎える!!ある日、直人(生田斗真)に赤い封筒が届く。中には同じタロットカードが2枚。つまり…次のターゲットは直人自身ということ・・・そこに薫(上原美佐)が血相変えてやってきた。取り調べ中の典良(劇団ひとり)が、直人を呼んでいるとのこと。葛西を助けるためとはいえ、実の兄を任意連行してしまったことに、直人はやり切れない思いだったが、そんな彼に追い討ちをかけるように、典良は思いもかけない行動をとる・・・。
絶望の淵に落とされた直人を救いたいと、中西(三宅裕司)が領に深々と頭を下げた。「もう、芹沢を許してやって下さい」。中西の必死の言葉を聞いた領は戸惑う。そんな中、葛西(田中圭)が保釈される事に。それを知った山野(清水優)は激高し、領を激しく問い詰める。さらにその矛先は、葛西にも向かい・・・。直人はついに決断する。自分の過去から始まった領の復讐を自分の手で止めるために。そして、領を11年前の事件現場へ呼び出した直人。いよいよ、すべてをさらけ出した二人が対峙の時を迎える。しかしそこには、予想も出来なかった領の本当の目的があった・・・

・・・『魔王』最終話を観るには覚悟が必要で、、、なかなか踏み切れずに数ヶ月が過ぎてしまいました何度も繰り返して観れる内容ではないし、、観終わった後、精神的にかなり追い込まれるので、、、観るたびに、よくこんなに辛く哀しいストーリーが作れたものだと・・・特に最終話は序盤から胸がいたい・・・原作にはない直人兄の自殺、、、音楽がまた相乗効果で胸を痛めつけます、、、直人兄の死を知った領は何を思ったのかな、、、予想外の展開に驚くと同時に、早く結末に・・・一刻も早く領自身の最期を迎えることを望んだのかも、、。「芹沢を許して欲しい」と中西さんに言われた領だけど、真中友雄としてはもうとうに直人を赦しているんだよね。しおりちゃんに止められても、表情変えずに黙って遠ざかる後姿がすごく哀しげに見えます、、、と同時に、揺るがない決心も見える気がします、、、止められない、決して止めてはいけない、、

しおりちゃんへ送った最初で最後の手紙には、友雄としての想いがいっぱい詰まってます、、最後に伝えることが出来る精一杯の気持ち。「救いたい」と言ってくれたしおりちゃんに、「救われた」と伝えることで、この先負い目を感じることなく幸せに過ごして欲しい、と願う友雄の切実な想い。こんなにも切ない「ありがとう」が存在するなんてね、、、

領と直人、、、お互いがお互いを良く知ってしまった故の予期せぬ結末、、。「復讐は未完成に終わる」と銃を向けられた領はすごく穏やかな顔を見せます、、が、ためらう直人を見て、思わず本音が出てしまう領、、、「早く殺せ」、、、それを聞いて全てを悟った直人。壮絶な11年間を過ごしてきた領、、直人に殺されるための布石として生きてきた11年、、そんな領の人生を知って、直人が銃を向けられるはずもなく、、、自分の罪の大きさを知りながらも、止めることの出来なかった領の復讐、、。「死ななくてはいけない」・・・最後だけは、何があっても為しえないとならない領の復讐、、。それが、逆に直人を死に追いやることになり、動揺する領、、、もうこの時点では‘友雄’なんだよね、、、本心から「死ぬな」と叫ぶ友雄が哀しすぎる、、、「赦してください、、僕のことも、あなた自身も」・・・直人と友雄、最後の言葉は同じ、、、直人に寄り添う友雄の姿が唯一の救いです、、、

・・・おーちゃん、、、もう・・凄すぎて言葉が出ません、、また、泣かされましたそれが全てです、、、

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第10話

直人(生田斗真)は、宗田(忍成修吾)殺しを自供した葛西(田中圭)が大切な人を庇うために嘘の供述をしたと悟る。全ては事件を影で操る領(大野智)の思惑通りに進んでいるのだ。  一連の事件は、自分の過去が原因だと苦しむ直人の前にしおり(小林涼子)がやって来た。直人が自分同様、真犯人を知っていると気づいたしおりは「これ以上、誰も傷つく必要はない」と直人を励ます。そしてどんな協力も惜しまないと言う。
事実と向き合う決意を固めた直人は、麻里(吉瀬美智子)に葛西のアリバイを証言するよう依頼。最初は典良(劇団ひとり)に2人の関係を知られてしまう事で全てを失う覚悟が出来ない麻里だったが…。一体麻里はどんな決断をしたのか!?そしてそんな麻里の予想外の選択に、典良は…!? 領の真意が分からない直人は、自分以外の人間が事件に巻き込む領に我慢ができなくなり、ついに思いを爆発させる。領に向かって放たれる言葉は、想像とは違っていて、領は激しく動揺する。そこに薫(上原美佐)が走ってきた。直人にまた赤い封筒が届いたのだ。今度のターゲットは一体誰なのか?領の復讐は、もう誰にも止められないのだ…。そして、ついに領は栄作(石坂浩二)に衝撃の告白をする。

「全てあなたの思い通りに進んでいます、これで満足ですか?!」の直人の問いに、言葉を詰まらせる領。この頃の大ちゃん、一番痩せていたのかな、頬がこけちゃってます。元々ふっくらホッペがチャームポイントな大ちゃんなのにね。芹沢父と対峙する領は淡々と語り始めます。感情を抑えることが日常になっていた領にしたら、それが精一杯の表現だったのかな。それでも、母と弟の無念を語る時には涙が溢れてきた領に、、泣けた英雄の死が事故だったと聞かされた領はどんなに苦しかったでしょうね、復讐することだけを考えてきた11年間の、根本が揺らいでしまったことに、今までにない戸惑いを感じたはず。それでも、もう進めるしかないのよね、結果は変わらない、、結果は変えられない、、んです 教会での大ちゃん、キレイに泣くんですホントに美しい一緒に泣きながらも惚れ惚れしてしまいます♪しおりちゃんの手を振り払い、出て行く領の後姿にまた、涙、涙 もうね、成瀬領に泣かされてるのか、大野智に泣かされてるのか、わからなくなります、、、本放送では確実に‘成瀬領’にやられていたはずだのに・・・今こうやってDVDで観ると、大野智の割合の方が高い気がする、、、天晴れ!大ちゃん

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第9話

直人(生田斗真)は領(大野智)の正体が死んだはずの真中友雄で、彼こそが自分を追い詰める真犯人"雨野真実"であると確信する。
スタンガンで気絶させられた直人の親友・宗田(忍成修吾)は、とある廃屋に連れていかれ、典良(劇団ひとり)の命令で動く大隈(嶋田久作)達にボコボコにされていた。宗田の処分を任されていた葛西(田中圭)もその場にいたのだが、土壇場で情がわき、宗田を見逃したのだった。しかし、その後―――!?
直人は領を呼び出し、「あんたの正体は死んだ英雄の兄、真中友雄だ」と迫る。しかし、領は「真犯人だという証拠を持ってきてください」と冷静に言い放つ。そして冷たく笑い「早く私を捕まえてください」と挑発するのだった。
一方、しおり(小林涼子)も領が友雄であることに気づき、苦しんでいた。そしてある決意を胸に、領のもとへと向かう。そして「もうやめてください」と懇願するが、領はもう止められないんだとしおりの前から姿を消してしまう。

序盤、宗田の暴行シーンは直視出来ず、、、 前回、しおりちゃんとの花火を最後に、揺れる感情に心を閉ざした領が宗田の携帯から直人に電話、、、‘魔王’そのものです、、直人に殴られながらも、冷ややかな目で真っ直ぐ正面を向き、「・・・真中友雄です、、そういえば満足ですか、、」と・・‘魔王’たるはこうあるべき、を演じる領。自分の感情にとまどう領もいいけど、魔王の仮面を被った領、、、大ちゃんは一段と麗しいでも、ホントは領の笑顔をもっと見たかった、、、な。もう見れないのが、哀しい「あの頃の僕は、、もう、いないんです・・・もう、、、止められないんだ」としおりちゃんを突き放す領もまた、、、哀しいそして、、美しい

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第8話

領(大野智)は、しおり(小林涼子)の一言に胸を締め付けられ思わず抱き寄せてしまうが、その目には涙が…。 直人(生田斗真)は死んだ池畑の言葉から、"真中友雄"が生きていると確信。しおりを訪ね、池畑が持っていたタロットカードをサイコメトリーしてもらう。すると11年前の雨の日、直人に無罪判決が出た日の残像が!直人はこれは犯人からの「自分は"真中友雄"だ」というメッセージに違いないと受け止める。
驚くことに、しおりが「その人に会ったかもしれない」と言う。その判決が出た日、しおりに「弟の為に証言してくれてありがとう」と言って傘を貸してくれた少年がいたらしい。直人はその少年こそが「雨野真実="真中友雄"」だとしおりに告げる。領はしおりの事が気になり復讐心に迷いが混じりつつあった。そんな中、しおりから花火大会に誘われる。一瞬戸惑いながらも、領はその誘いを受け入れることに。その二人のやり取りを見ていた直人―――。胸を締め付けられるような思い・・・ 直人は、また雨野から赤い封筒が届いたとしおりに告げる。しかし・・・領はそれを見てなぜか愕然とする。自分は送っていないのに・・・!?実は、直人に赤い封筒を送ったのは山野(清水優)だった。領は、怒りを隠せないがここ数日、復讐計画が予定通りに進んでいないことを山野に指摘される。さらに「直人を許すのか!」と言われ、ぎくりとする。葛西(田中圭)のマンションに赤い封筒が届いた。あて先は書かれていない・・・一体、葛西と宗田(忍成修吾)のどちらに宛てて届いたのか・・・?犯人の真意を測りかね、激しく動揺する二人。そこへ直人がやって来た。自分に赤い封筒が届いたので、二人に届いてないかと確認するためだ。しかし、宗田は「届いてない」と嘘をいい、葛西にも「不倫がバレてもいいのかよ」とウソを強要する。
一方、妻の麻里と葛西との関係を知ってしまった典良は、裏社会の大物・大隅の手下である佐々木に二人の動向を探らせていた!今までに見せたことのない、まるで魔王のような表情を浮かべる典良の思惑とは… 終焉に向け、いよいよ最終局面に入った復讐のシナリオ!!狙われるのは葛西?宗田?それとも…!?そんな中、直人はついに衝撃の真実に辿り着く!!

突然の雨に、しおりちゃんが差し出した傘を受け取る領。11年前、同じように友雄がしおりちゃんに傘を差し出した事を思い出す領。思い出したのではないのかな、しおりちゃんを見るたびに常に浮かんでいた情景なのかも。ただ、それは友雄だった時の優しい気持ちが起こした行動だから、、思い出さないようにしていただけかも。一生懸命抑え込んでいたけど、しおりちゃんの優しさと変わらない素直な気持ちに、一瞬封印が取れたのかな。すごく優しい表情の領でした。一転、次の日図書館に向かう領は険しい表情。自分の揺れる想いを断ち切るように、母と弟の写真を見る領がとてつもなく哀しい、、、哀しすぎる、、、その後、加速する復讐計画・・・なんです

『魔王』全話の中で、唯一、穏やかな時間が流れるのが花火大会のシーン。領をただただ待つしおりちゃん。本当は行かない方がいい、とわかっている領も、最後に一度だけ、自分の気持ちに正直に行動するの。約束の日、わざと仕事を入れたのに、待ち合わせに向かった領は‘待っていてほしい’と思っていたはず。「・・良かった、来てくれて」というしおりちゃんに、心の中では「待っていてくれて、良かった」と思ったでしょうね。・・・花火を嬉しそうに見るしおりちゃんを、切なく見つめる領が、とてつもなく、切ない、、

7話に続き、この回も胸が締め付けられるような大ちゃんの表情演技、、、。見ているだけで息も絶え絶え苦しくなる、、、・・・そんな中、とびっきりの笑顔を見せてくれるのもこの回!花火大会に誘うしおりちゃんを笑顔で見つめる大ちゃんの顔がもう~スペシャルに可愛い・・また、、落ちた、、、どこまで急降下するのかな、、、同じ笑顔が見れるのは・・・『ひみつのアラシちゃん』での‘ギネスに挑戦’、Tシャツ87枚目と、この間の『VS嵐』、フォーリングパイプ新ルール説明でダブルキャッチをポーズる大ちゃん

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第7話

領(大野智)の正体を知った池畑(六平直政)が、倉庫から転落し死亡した。駆けつけた直人(生田斗真)の懸命な心臓マッサージも既に時遅し・・・。池畑のポケットには赤い封筒と「ソードのエース」のタロットカードが入っていた。またしても"雨野真実"の仕業に違いないと直人は悔しさを隠しきれない。
その頃、栄作(石坂浩二)は池畑との裏取引の報告を待っていた。秘書の葛西(田中圭)に一億円を託したのに、連絡がないからだ。そこに直人が飛び込んできた。「取引すると呼び出して、襲わせたのでは」と詰め寄るが、栄作はそれを否定。だが、直人は父である栄作を疑い、逮捕の可能性もあると言う。親子の溝は深まるばかりだ。
一方、領はある人物に葛西と麻里(吉瀬美智子)が抱き合っている写真を赤い封筒に入れて送る。今度は何をしようとしているのか??池畑の死は、事故死と処理されることになった。しかし、直人は納得できない。薫(上原美佐)らと捜査を続けると、倉田(東根作寿英)が倉庫の近くで宅配便の伝票を見つける。それは池畑が死ぬ直前に送ったもので、品物には「CD-R」の文字が・・・。
直人は、領に姉がいることを突き止め、真紀子(優香)の病院へと向かう。
病室に入ると、そこには真紀子と領の姿が。領は、真紀子からの電話で今日が「領」の誕生日だと知り姉に会いに来たのだった。領は、いつもとは違う真紀子の様子に違和感を覚える。そして、なぜ直人がやって来たのか不審に思うが、真紀子に池畑から宅配便が届いているはずと聞き、納得。僅かに動揺する。

大野父も泣いた第7話最終回は別にすると、この回は最も辛く哀しい内容で、、、領と共にただただ涙、涙・・・ 成瀬領として生きていく上で、姉真紀子の存在は無視出来ないのは当然だけど、領にとっては亡き親友の姉であると同時に、たった一人の家族。領としてよりも、友雄として接していた部分の方が大きかったはず。だましていたことに変わりはないけれど、亡くなった領が大好きだった姉を、自分が代わりに見守っていこうと思う気持ちが強かったからこそ、嘘がばれてしまうことを恐れ、動揺を隠せなくなった友雄。あの涙には、いろいろな想いが込められていたんでしょうね「あなたの目には、綺麗な夕日が見えてるんでしょうね」と言った姉真紀子の言葉にも、反応出来なかった領、、、

終盤、プチ誕生日パーディー?!では、ほんのひとときの安らぎを感じていた領も、空ちゃんからのプレゼントを見た瞬間、現実に引き戻されちゃって・・・しおりちゃんを送る帰り道、「成瀬さんの天使になれませんか?」と言うしおりちゃんを、思わず抱きしめちゃう領が、ホントに切なくて、哀しい

この回の大ちゃんは私にとってジェットコースターで言う最頂点♪ここから転げ落ちたと言っても過言じゃないそれはもう、ものすごいスピードで急降下、、、自分じゃ止められないのが・・・恐ろしい

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第6話

領(大野智)に赤い封筒とタロットカードが届いた。領の過去を探る記者・池畑(六平直政)の仕業だ。池畑は、領が本当は真中英雄の兄で、かけがえのない弟を殺された復讐のために生きているのではないかと言い、5千万円の口止め料を要求する。
証拠はないが、復讐計画の妨げになると感じた領は、池畑から送られた赤い封筒を次の手段に使う事に。
渋谷東署に領がやって来た。そして、差出人不明の赤い封筒が届き、中には直人(生田斗真)の父・栄作(石坂浩二)と男が車中で密会している写真が入っていた事を伝える。中西(三宅裕司)によると、その男は大隈(嶋田久作)といい、表向きは実業家だが、実際は裏社会の大物らしい。「なぜそんな男が父と??」直人は激しく動揺する。
直人は、しおり(小林涼子)から連絡を受け「ガランサス」を訪れる。残像から次に狙われる可能性があるのは池畑だと推測。池畑のアパートを訪ね、殺人事件に巻き込まれる可能性があるので捜査に協力してほしいと頼む。しかし、池畑からは"人殺し"に守ってもらいたくないと冷たく切り捨てられてしまう。さらに直人は父・栄作に「大隈に何をさせようとしているのか」と問うが、白を切られる。犯人は栄作を誘導して池畑を殺させるつもりだ、と説明しても栄作は直人の言葉をまったく信じない。むしろ、直人に罵声を浴びせ、典良(劇団ひとり)からも言い過ぎではとたしなめられる。
意気消沈する直人を領が待っていた。「調べてください。どうして私がこの事件に巻き込まれているのか」、そう言われた直人は何も言い返すことが出来ない。
そして第三の被害者が…。

冒頭、屋上のシーン、池畑に何を言われても表情を全く変えない領にしびれるっ普段は‘眠そうな目’と言われがちな大ちゃんの目も、この時ばかりは魔王効果抜群じっと見つめる瞳にため息しきり

突然現れたと思っていた新聞記者・池畑が、実は領の復讐計画の中には入っていて、池畑に揺さぶられてるように振舞いながらも、逆に追い詰めていく領、、、。「この事件に偶然はありません、、、どうしてあなたが関わっているのでしょうか?」という直人の問いかけに「・・・調べて下さい、どうして私が事件に巻き込まれているのか、、」と直人を真っ直ぐ見据えて語る領、、、。なんの戸惑いもない表情をみせる領も、お姉さんとしおりちゃんが関わってくると、途端に表情変わります。‘友雄’の顔が出てくるの。特に、事務所の前で待つしおりちゃんを見た時の領の顔は明らかに‘成瀬領’とは違ってます。動揺し、自分の感情を押し殺すのに必死な領に、切なくて胸が痛くなる、、、しおりちゃんの目は真っ直ぐ見れないの、、「僕に、、、人を愛する資格なんて、、、」と自分に言い聞かせるように呟く領が、とてつもなく哀しい

「vol6.jpg」をダウンロード <塔のカード>悲劇、災難、転落


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第5話

領(大野智)は、海沿いに建つ病院を訪れる。姉の真紀子(優香)を見舞うためだが、昔話を始めた"姉"との会話になぜか細心の注意を払う。一方、図書館で自分あての赤い封筒を見つけた直人(生田斗真)は、その中に入ったタロットカードが"避けられない変化が起きる"ことを意味するとしおり(小林涼子)から聞く。さらにカードの残像で山野(清水優)の姿が見えたと知り、彼が犯人の「雨野真実」であると確信。尾行を重ねるが、なかなか証拠をつかめないでいた。ある日、しおりに呼び出された領が「ガランサス」に向かうと、泣きじゃくる空(大野百花)の姿が。母親が殺人事件に関わったことで、保育園でいじめられているというのだ。擦り傷だらけの空の寝顔を見た領は、しおりに「殺人事件に関わって怖くないですか」と問いかける。直人が「雨野真実」の名前に隠された秘密にたどり着いた!ようやく犯人への手がかりを見つけたと思った矢先、直人はしおりから衝撃の告白を受ける。しおりは11年前の事件の第一発見者であると言うのだ。
激しく動揺する直人にさらなる衝撃が。池畑(六平直政)と接触した栄作(石坂浩二)が直人を呼び出し、刑事を辞めるように命令したのだ。二人の間にはどうしようもない深く大きな溝があり、直人は絶望する。そんな直人の前に領が現れた。領は直人に「どうか早く犯人に辿り着いて下さい」と言葉をかけ、直人はその言葉を励ましと受け止めるのだが・・・。領の元に赤い封筒が届いた。一体、誰が何のために??

第1話に続き、二度目の領のシャワーシーン。大ちゃんもインタビューで言ってました、「何でシャワーシーンがあるのかわからない」・・・そこはほら♪元は韓国ドラマだから♪韓国ドラマには男性俳優のシャワーシーンは必須ですので意味はないの。サービスカットってことで
お姉さんも登場し、どんどん領の仮面が剥がれていきます。特に、空ちゃんの存在は領にとって大きかったはず。自分の仕組んだ復讐計画で、関係のない人達が傷つくとは思ってもみなかったはずだものね。それに加え、しおりちゃんの存在も。「犯人を止めてあげたい、、その人も苦しんでるはずだから」と言った言葉に「もう、、止められないんだ、、」と呟く領。今後、何度となく言うことになる言葉。‘止めたいけれど、止められない’、、、最終目的が、直人だけに向けられたものであったのなら、止められたかもしれないよね・・・
<ソードのエース>避けられない変化が起こることの暗示

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第4話

ある日、領(大野智)の前に雑誌記者の池畑(六平直政)が現れる。領の素性を知っているかのような口ぶりの池畑は、芹沢栄作(石坂浩二)から依頼された顧問弁護士の話を断ってくれと言う。彼が栄作に恨みを持っていることを察した領は「決断は自分と下す」と言い切りながらも、栄作の息子の直人が刑事だと伝える。
直人(生田斗真)は、しおり(小林涼子)のサイコメトリーに導かれて、自分が関わった11年前の現場に辿り着く。そして、一連の殺人事件が自分の起こした11年前の事件と関わりがあることを確信し、愕然とする。石本(脇知弘)の遺体を前にある決意をした直人は、中西(三宅裕司)に辞表を提出。刑事を辞めると言い出す。
直人は中学校の卒業アルバムから、自分たちが苛めていた山野(清水優)の存在を思い出し、彼が働く出版社を訪ねる。領の弟・英雄は山野を庇って死んだのだった。直人は山野が「雨野真実」だと睨み、「自分の周りの人を殺さないでくれ」と懇願するが、山野は何のことか分からないと否定。さらに「君は本当に酷い人」と言い捨てる。
憔悴しきった直人はしおりの元へ。彼女の言葉と笑顔に、刑事として生きていく決意を固める。そんな中、またもや「雨野真実」から直人に宅配便が届く。直人は山野が犯人かどうか調べるため、多恵(奥貫薫)と空(大野百花)に捜査を依頼。領もその現場に立ち会うことになるのだが・・・。

池畑役の六平さんは、こういう役がホントに良く似合う。実際にはすごく可愛らしいオジサンなんだけどね。大ちゃんも‘すごく面白い人’って言ってたしだからかな、池畑は嫌な奴なんだけど、憎めないの。山野の方が数倍憎たらしく感じるわ4話の段階ではまだまだ序の口だけど、、。ただ、山野も表向きはひねくれた人だけど、空ちゃんが心を許して周りに嘘をついてまで二人の約束を守った、ってことは、本来すごく心優しい人間なんでしょうね。生きてきた環境が人間性の一部を変えてしまったのかな、、、。

この頃になると、大ちゃんの‘成瀬領’も完璧に出来上がっておりますもう『PIKA☆NCHi』のハルに見えたりはしませんどんどんカッコ良さが増してきています眉間に皺寄せる切ない表情をアップで見せられた時にはもう~・・・しばしの一時停止

とうとう直人クンが自分の過去と向き合う時が来ました。しおりちゃんに本音を告げる直人クンには多少同情心も芽生えたものの、それでもまだ自己中心的な態度に見えてしまう自分を正当化しようとしているからかな。山野に威圧的な態度をとったのもそんな感情があったからかも。

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第3話

領(大野智)は、教会の表でクマのぬいぐるみを抱いて泣いている迷子の空(大野百花)を発見する。その時しおり(小林涼子)は、自分の見た残像を思い出しハッとする。少女が直人(生田斗真)の元に届いた殺人予告を示す赤い封筒に入っていた月のタロットカードから読み取った残像と同じぬいぐるみを持っていたからだ。その頃、直人の親友・石本(脇知弘)は、救急病院に運ばれていた。医師による必死の処置も虚しく、石本は息を引き取る。「雨野真実」の仕業に違いないと思う直人は、持病の発作による病死という病院の診断に納得いかない。
一方、領としおりは空を自宅のアパートまで送り届けることに。空がドアを開けようとするが、鍵がかかっている。今にも泣き出しそうな空を見ながら領が表を振り返ると、そこには憔悴しきった多恵(奥貫薫)の姿が。空が石本に誘拐されたと思い込んでいた多恵は、目の前に立つ我が子を抱きしめ安堵する。が、自らの過ちに気付き、青ざめた顔で震えている。そして目の前の弁護士・領にすがるような目で訴えかけるのだが・・・。直人は捜査の末、石本を殺した犯人は父・栄作(石坂浩二)が経営するホテルの従業員・多恵に違いないが黒幕は他にいると睨む。そして栄作と兄・典良(劇団ひとり)に十分気をつけるよう、注意を促す。そんな中、しおりの元に「雨野真実」から宅急便が届いた。
直人が箱を開けると赤い封筒と女帝のカードが出てくる。しおりがそのカードにそっと手を置くと、11年前に直人が起こしたあの事件につながっていたのだった・・・。中西(三宅裕司)は、予告殺人の黒幕が、彼女の能力に気づいているのではないかと疑う。その後、ついに多恵の居場所を突き止めた直人だったが、彼女の弁護人には既に領がついていて・・・。

空ちゃんが可愛い ・・・だんだんとしおりちゃんに心動かされる領が切なく見えます「人生これからという時に、、命を奪われるとは、、、さぞかし無念だったでしょう、、、」・・直人に向けて、ぽつりぽつりと11年前の事件をほのめかす言葉を発しているのに、一向に気付かない直人。領から見たら‘忘れている’としか思えないよね。

「・・・私を人殺しにさせた人間が憎い、、」と空ちゃんの母が言った言葉、「・・悪魔が私の中にいるのかも、、、」と教会で涙を流すしおりちゃんに動揺しながらも、真っ直ぐに神を見つめ「悪魔は別の所にいます」と言い切る領の顔・・・美しすぎるでしょ~

「vol3.jpg」をダウンロード <女帝>神話の中の女神、大地の母、自然の支配者。死者の代弁者

Over the rainbow ~オズの魔法使いより

虹の向こうのどこか空高くに 子守唄で聞いた国がある

虹の向こうの空は青く 信じた夢はすべて現実のものとなる

いつか星に願う 目覚めると僕は雲を見下ろし 

すべての悩みはレモンの雫となって 屋根の上へ溶け落ちていく

僕はそこへ行くんだ

虹の向こうのどこかに 青い鳥は飛ぶ

虹を超える鳥達 僕も飛んで行くよ

 

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第2話

11年前の忌まわしい記憶―――直人(生田斗真)が領(大野智)の弟・英雄を刺殺してしまった事件――― 領の壮大な復讐は、まずその記憶を直人に呼び覚ますことから始まったのだった・・・その事件の担当弁護士であり、直人の父・栄作(石坂浩二)が経営する会社の顧問でもあった熊田(森下哲夫)が殺された翌日。熊田の通夜に、芹沢家の面々が出席する中、加害者・林(きたろう)の弁護人である領も出席していた。領と初めて顔を合わせた栄作は強い関心を示し、なんと領を顧問弁護士として迎えたいと言い出す。典良(劇団ひとり)や直人が困惑する中、領の顔には、意味深な冷たい笑みが浮かんでいた。

熊田の事件に関する捜査本部が縮小される中、地道に「雨野真実」を探していた直人の元に、またしても宅配便が届く。中には前回とは違う絵柄のタロットと、謎の手紙が同封されていた。今度はどんな意味が隠されているのか・・・!?自分に送られてくる意味が分からず、すっきりしない直人だったが、タロットカードが届いてすぐ熊田が殺された事に気づき、中西(三宅裕司)らと共に、今回も自分の周囲の人間が狙われるのではと予測する。誰かの恨みをかう人間…、直人が思い当たったのは、父栄作。
その頃、直人の中学からの友人で取り立て屋の石本(脇知弘)は、知り合いの保証人になってしまった新谷多恵(奥貫薫)という女性から多額の金を取り立てる為に追い込みを掛けていた。そのあまりの激しさに、多恵は心の平衡を崩していく・・・
また、同じく直人の親友・葛西(田中圭)は、直人の兄であり、自分が秘書として仕える社長・典良の妻・麻里(吉瀬美智子)と自室で会っていた。しかしその時、意外な闖入が。 果たしてこれも、領の策略なのか・・・その領は、図書館で再びしおり(小林涼子)に会っていた。両親がいないという共通点もあり、自然と惹かれあっていく二人。しかし、そこに直人の姿が・・・

いよいよ動き出した歯車。優しい顔を見せる時の成瀬領、時々『PIKA☆NCHI』のハルに見えたりするすっごく可愛い

「僕は悲しい想い出から目をそらせたりしませんから」としおりに語る領。‘悲しい想い出’だけを見つめ続けた11年。ほんのちょっとでも目をそらすことが出来たのなら、友雄として生きることも出来たかもしれないのにね、、、

ユリの花言葉、、純真・無垢・・・聖母マリアの象徴です、、と教会で、、神の前でそう語る領の心の内には、憎しみしかなかったのかな。・・・あまりにも辛すぎます、、

<MOON>謎めいたことが起こる暗示。その謎に対して成す術はなく、動く毎に混乱する

「vol2.jpg」をダウンロード

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