Day4～ニノ

ラジオは楽しいですよ。独特な自由度。本当に得意って言える唯一の仕事かもしれない。雑というか軽いでしょ？６年になるけど、ゲストを呼んだこともないしね。

元々ラジオ体験っていうのはあった？

１４，５歳のあたりでもうラジオに出ていたから、聴くより出る方が先でした。最近はラジオの聴き方が分からない、っていう若い子も多いらしいね。

スペシャルドラマの放送も控えてるけど、出演作をあらためて観直すことは？

ないです。まったく。現場でも、監督に言われなければモニターチェックもしないから。全部撮り終えた時点で完成だと思っているんですね。こういう物差しは人それぞれだと思うけど、ともかく俺は作る過程が楽しい人なので。それが全て。だから極端な話、現場が楽しければそれでいい。それで結果が付けば、ラッキー、っていう。

演技における二宮和也のモットーは？

そうだな･･･変わったことをやろうとは思っていますね。その時に想定できる一番ベタな感情の真逆でお芝居したりする。簡単に言えば、笑っているシーンで泣いてみたりとか。僕はちゃんとレッスンを積んだ役者ではないので、現場でご一緒する俳優の方々がちゃんと監督のリクエストに応える姿を見ると、素直にカッコいいな、と思います。その引き出しの多さに感動する。でも一方で、じゃあ俺がこの現場に呼ばれている意味は何なのか、とも考える。そんなある種の違和感みたいなものが無くなれば、演技ももう少しやり易いのかもしれないんだけど

嵐として過ごした１０年は？

誰が言ったか忘れたけど、‘人生は振り返るには短か過ぎる’って言葉があって。こういう取材にはうってつけだと思って覚えていて・・・俺ね、写真ってあまり持ってなくて。それこそ雑誌でいい服着せてもらって５人で撮られる写真が記念写真。だから５人で毎月想い出作ってるようなもんですよ。１０周年はありがたいけど、俺にはむしろ１０より４とか８っていう数の方がピンとくるんだよね。・・俺ら、バレーボールのワールドカップでデビューしたでしょ？だから、Hey!Say!JUMPがデビューすると、‘俺らもう８年目なの？’とか‘Ｖ６は１２年か’って思う。リーダーなんか去年、「１０年ばかり騒ぐと９年目が可哀相だ」って言ってたし。でも、嵐は祝われないよりも祝われた方が嬉しい人たちの集まりでもあるから、結局「おめでとう」なんて言われると盛り上がっちゃうんだけどさ

歳を重ねることをどう感じる？

楽しいですよ。あまりにも未知で。俺ね、ノストラダムスの大予言を本気で信じてたから、世紀末が来て１６で死ぬ、って本気で思っていたんですよ。でもいまだいっこうに死ぬ気配がない。大予言もいいとこだよ。貯金叩いて好きなゲーム全部買ってやる！と思ってたからね。

他の面ではすごくリアリストなのに

メンタルが弱いんですよ。先のことを考えることに耐えられないの。２０００年問題の時も、機械全部止まったら死ぬとかマジに怯えていましたからね

それでも以前に、嵐というアイドルの未来に理想的なビジョンを抱いている、と話していたけど？

ああ、‘単なる５人のアンちゃんがどこまで飛べるか’ってヤツね。それは変わっていません。‘若さ’も‘老い’が､‘楽しい’も‘辛い’がなきゃ語れないわけであって。そういう意味では１０年とはつまり嵐の全てである、と言えると思います。

‘ノストラダムスの大予言を信じてた’っていうのはおーちゃんも一緒♪参照この２人、感性が似ているのかな。１９９９年といったらデビューの年。デビューが決まってからも逃げ出すことを考えていた大宮コンビにしたら、ノストラダムスの大予言は切実な問題だったのかも人類滅亡の危機に、こんな不本意な場所にいたらダメじゃん！ってな話を本気でしていたのかも♪